【書評】文章の書き方「新しい文章力の教科書」を読んだ感想

投稿日:

ブログを続けるにあたって、文章を書く能力は必須です。
今回は、「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」を読んだのでその感想と、参考になった3つのポイントを紹介したいと思います。

「新しい文章力の教室」本の紹介

いい文章とは何か

いい文章とは何かを考えたとき、答えは一つではないと思います。

例えば、法律に関する文章であればだれが読んでも同じ解釈になること。
例えば、ブログの文章では人を惹きつけて最後まで読み切ってもらうこと。
例えば、広告文章では短文で商品の魅力的や価値を伝えられること。

などがあると思います。

「新しい文章力の教室」では、完読される文章がいい文章と設定されています。

ウェブで発信するための記事としては、最後まで読まれることが重要ですよね。
ただ、完読されるための文章を書くのがとても難しいんですけどね。。。
本書では、その完読させるための文章を書くための内容となっています。

「新しい文章力の教室」ってどういう本なの?

本書を書いている方は、”ポップカルチャーのニュースサイト ナタリー”の代表取締である唐木さんという方です。文章の書き方の対象は主にこの”ナタリー”ページ内の記事を対象としています。
”ナタリー”に書かれている記事は数百文字の程度の記事が多く、多くても2000文字未満が主であることが特徴です。

「新しい文章力の教室」には長い文章を書くテクニックも数ページ程度で書いていますが、細かな文章のテクニックが主です。ブログでは5000文字だとか10000文字を超える場合もあるので、そういった長文を書くための文章構成などは他の本で学ぶべきであると感じました。

文章は3つの概念のレイヤーが積み重なってできている

文章は様々な要素で構成されていますよね?

文字の装飾の仕方や文法、ロジック、事実、言葉遣い、レイアウトなど様々な要素によって文章が組み立てられます。「新しい文章力の教室」 では、文章をピラミッドのように3つのレイヤーに分けて下から順に積み上げることを重要としています。

3つのレイヤーとは次の要素です。

  • ロジック
  • 事実
  • 言葉づかい

この3要素の中でも特に、事実に誤りがあっては文章としては0点であるとされています。
当然ですよね、間違いだらけの文章だと読んでも意味がないですから。文章を書く上で重要なことを順番に挙げると、
①事実が述べられていること
②論理的な文章であること
③言葉遣いにより読みやすい文章に仕上げていく
としています。

悩まず書くための「プラモデル」を用意する

文章が書けない! となってしまうことってよくあると思うんです。 「新しい文章力の教室」 では、事前準備が足りないからであるとしています。

ではどのように準備すればよいかについて、プラモデルを例にしているのですが、これがとても分かりやすいので紹介します。

例えば、プラモデルで有名なガンダムを作ろうと思ったしたときに、丸太とノミを使って作ろうとしても作れませんよね?
ですが、プラモデルだったらどうでしょうか。おそらく誰でも同じクオリティのガンダムが作れると思います。

ではなぜ丸太から直接ガンダムの形を作り出すことは難しいのに、プラモデルであればだれでもガンダムを作ることができるのでしょうか。
それは、パーツが用意されていて、箱絵で完成イメージを確認したのちに取説に従って組み立てることで作れるからです。

具体的には、

  1. 「どんなことを伝える文章なのか」を定める。(箱絵)
  2. 「何を言うか」をトピック化して並べて置く。(パーツ)
  3. 「どれから」「どこを重点に」組み立てるかを決めておく。(取説)

という準備をすることで文章を悩まずに書けるといっています。

確かにこの事前準備ってすごい重要ですよね。私が「新しい文章力の教室」を読む前も事前準備をして文章を書いたり、何も準備せずに書いたりすることがありしたが、事前準備のありなしでは全然文章を書くスピードが違います。

次の章で具体的な方法を説明しますが、事前準備のやり方を具体的に説明してくれていて、今までブログで文章を一切書いたことのないような私でも”文章の準備の方法”が実践できるという点が一番参考になったなと感じました。

ロジカルな文章を書くために

ロジカルな文章を書くためには、次の順番で文章を作成することが間違いのない方法であると述べています。

  1. 「テーマ」を決める。
  2. 「テーマ」のための「何を」「どれから」「どれくらい」話すか決める。

こう言われても、イメージが湧かないので簡単にサラサラと文章が書けるようにはなりませんよね。 「新しい文章力の教室」 では具体的な書くための手順として「構造シート」を作成することとしています。

この「構造シート」とは、文章を書くための取扱説明書のようなものです。

「構造シート」の例

構造シートのように上のほうに 「テーマ」を設定し、「何を」書くのか箇条書きで列挙し、「どれから」書き始めるのか左のほうで番号を書き、「どれくらい」アピールして書きたいのか右のほうでアルファベットで優先順位を付けます。

こうすることで何も準備しない状態から書き始めるのと、「構造シート」を準備してから文章を書き始めるのでは書きやすさが全然違うなと感じます。

私はこの事前準備を知る前も、文章を書く前に自分が書こうとしていることを箇条書きで書いてはいました。しかし、「構造シート」のように「テーマ」を設定するということ、何を何からどれくらいということについての意識は一切ありませんでした。ここを意識することで文章全体としてのまとまりがよくなることを期待したいと思います。(そのためにもこれからしばらくは読んで知識とするだけではなく、実践し続けることが重要なのだけれど。。)

まとめ

文章の書き方としてぬーぼーが初めて読んだ文章ですが、おそらくここに書いていることを理解して身に着けることができたなら完読される文章を書くという点においてはもう十分なのではないでしょうか。

また、個人的に足りないと感じた内容としてはやい速度で5000文字程度の長文を書く技術について書いていないと感じました。 「新しい文章力の教科書」 は言葉遣いについて大部分を割いています。なので5000文字程度の長文をサラサラと書くための技術に関してはほかの文章で補う必要があると感じました。

しかし、長文にしても文章というものは細かな文の集合体なので「新しい文章力の教科書」の中身を習得できれば人に読まれる文章として十分であると思います。
また、「新しい文章力の教室」にはこの記事で紹介した以外にも様々な文章のためのテクニックが書かれています。言葉遣いや文章の構成、事前準備の仕方など必須だと感じさせるような内容になっているので、何度も読み返したいと思っています。

これから文章を書くぞ、という方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

-

Copyright© NUBOBLOG , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.