今まで10年以上は通常のマウスを使ってきましたが、初めて親指タイプのトラックボールマウスであるLogicool MX ERGOを購入したのでレビューしたいと思います。
MX ERGOの購入を検討している人はぜひご参考にしてみてください。
レビューする人のプロフィール
MX ERGOをレビューする私が使ってきたマウスについて紹介します。
これまで様々な通常のマウスは使ってきましたし、そのほか大玉トラックボールマウスのSlimBlade Trackballを使ったことがあります。
ですが、個人的には大玉には全くなじめず数日使ってからは2度と使っていません。
やはり通常のマウスが一番だな~と思っていたのですが、これからパソコンを使う時間が長くなるにしたがって、疲れにくいマウスを探そうと思ってこれまで使ったことのない親指タイプのマウスを購入したわけです。

見ての通り購入してからまだ数日しか経過していないので今のところ10時間程度使用している程度ですが、数か月後の使用感についても後日書いてみたいと思います。
手の大きさですが、手のひらの付け根から中指の先端まで20cmあり、比較的大きめの手だと思います。
開封の儀
それではさっそく開封してみましょう。
箱の外観と内容を見てみる


箱は少し高級感のあるつるつるした素材でできています。この価格帯であれば、妥当だなという印象です。

箱の正面は開くことができるようになっていて、左側にマウス専用のアプリの説明が書いてあります。
右側にはマウスを直接見ることができるように透明のプラスチックカバーでおおわれています。店頭に置いてあればなんとなく大きさの感覚もつかめるのではないでしょうか。
私は勘違いしていたのですが、USB端子が付属しているのでWifiでしか通信できないと思われますが、Bluetoothでも通信できます。
じゃあ何のためのUSB端子なんだということなんですが、これはUnifying Receiverと言って、ロジクールの対応製品であれば1つのUnifying Receiverで最大6台まで接続できるロジクール独自のレシーバになります。
それでは、中を見てみましょう。

パッケージの中には次の物が入っています。
- マウス本体
- Unifyingレシーバー
- 充電用 Micro-USB ケーブル
- 保障規定
- 保証書
Bluetoothだけを使用するのであればはっきり言ってUnifyingレシーバは不要だと思えますが、入っているとうれしいですね。
ちなみに、このUnifyingレシーバは単体でも1000円程度でも売られています。
マウスをいろんな角度から見てみる
いろんな角度から見てみようと思います。
マウスのような周辺機器とかって購入を検討していても本体の画像がなかなかなくて探しまくったりすることあると思うんで、人によっても見たい箇所とか違うと思うんでとにかくパシャパシャ撮りまくってみました。










どれか参考になる写真はあったでしょうか。
マウス裏側は鉄板でできているようです。マウス裏側に磁石があって、その磁石によってマウスと鉄板がくっついています。
この鉄板が結構重たいです。裏面は全面ラバー素材が張られていてグリップ力があります。
マウスの角度は0度または20度に変えることができますが、マウスの底面が160度の鈍角になっていて、それぞれの面に磁石があります。そのどちらかの面の磁石にくっつくことで角度が0度または20度のどちらかに調整ができるというわけですね。
ここではマウス自体の写真を紹介する場として、細かいレビューは次の項で説明するので次に行ってみましょう。
MX ERGOを使ってみた感想・レビュー
デザイン (★★★★☆)
非光沢な仕上げになっていて、高級感があります。ボール部分も安っぽい感じではなく、ラメ入りの落ち着いた色なところもいいですね。
表面の肌触りですが、次の3か所で異なります。
- 普段手の平が乗る面
- クリックボタン
- ボールが取り付けられている面
手のひらが乗る面はゴムのようにある程度の弾力がある素材です。それでいて全くべたつきません。また、グリップ力もあります。
クリックボタンはマットな仕上がりの高級なプラスチックのような感じです。
つるつるピカピカの安物プラスチックなどとは異なりますね。
ボールが取り付けられている面もクリックボタンとほぼ同様の肌触りです。いい感じです。
非光沢な仕上がりになっていて、サラサラした肌触りです。といっても、普段はボールを親指が触れている面なのでこの部分に触れることはあまりないと思いますが。。。
携帯性 (★☆☆☆☆)
携帯することは全くお勧めしません。重いしデカいです。
- サイズ: 高さ132.5 x 幅51.4 x 奥行き99.8 mm
- 重量:259 g
これまで通常のマウスを使用してきた人からしてみれば相当に重たいと感じるのではないでしょうか。
私がこれまで使っていたマウス(Razer DeathAdder)は105 gです。なので約2.5倍になる重さにもなるため、片手でマウス2個以上を持つような感覚です。
とはいっても、カーソル操作はトラックボールで行うのでむしろ重たいほうがマウスがずれなくていいのですけどね。
重くても大きくても持ち運びたいんだ!という人向けに専用の収納ケースも売っているようです。
左・右クリック感 (★★★☆☆)
クリック感は普通のマウスと大差ないと思います。硬すぎず、軽すぎず、という感じです。
クリックしたときの音は通常のマウスより若干大きめだと思います。個人的には職場で使うにはう~ん、、、という印象です。
優しくクリックしても強めにクリックしても同程度の大きさのクリック音が発生します。
各種ボタンの押しやすさ (★★★☆☆)

スクロールボタン
スクロールボタンは押すのに結構力が必要です。平均的なマウスよりも硬めに作られているという印象です。
スクロールホイールの回転も比較的硬めに作られているなという印象です。
左・右スクロールボタン
比較的硬いほうだと思います。個人的には右スクロールは力が入りにくいので力を入れないと押せないという感じです。
進む・戻るボタン
クリック感は硬くもなく軽くもなくという印象で押しやすいです。
クリック音は比較的静かで、左・右クリックボタンと比べると断然静かですね。
個人的にはボタンの位置がいまいちで、若干押しずらいです。進む・戻るボタンを押すために人差し指だけでなく、右手全体を動かさないとボタンまで届きません。
精密モードボタン
精密モードボタンてどこ? って思うでしょう。トラックボールの上にあるボタンのことです。
ここは結構押しやすいし、ボタンの感覚も進む・戻るボタンと同様です。
ここを押すとトラックボールの感度が下がるので、精密な作業をする際などには使えるんじゃないかと思います。
もう一度押すと、元の感度に戻ります。
トラックボール (★★★★★)
ボール自体の重さや表面の質感、転がしやすさどれをとってもいい具合に調整されています。
こういうところは使っていてだんだんごみが詰まったり、劣化することでだんだん硬くなってくるかもしれないので今後性能が変わるかどうか見ていきたいと思います。
トラックボール単体でも販売しているので、劣化したりへこんだりした際にも安心です。
静穏性 (★★☆☆☆)
左・右クリック感の項目でも書きましたが、クリック音が大きめのマウスだと思います。
左・右クリック以外はほぼ静穏なのですが、クリック自体はまぁまぁ音がします。
平均的なマウスより若干大きめの音かな、という程度だと思います。
手の疲れにくさ (★★★★☆)
今のところ傾斜角20度でも全く疲れる様子がないです。
使い始めた直後は親指が疲れそうだな~と思いましたが、今のところ全然疲れる様子がありません。
手をマウスの上に脱力した状態で置いて操作できるので連続して作業していても全く疲れる様子がないですね。
傾斜角0度だと小指が若干マウスからはみ出して宙に浮いた状態になるのでそこだけいまいちだなと思います。
その他
マウスの電源を入れた直後に小さく「ジー」という異音がします。
次の日からは充電していても使っていても電源OFFにしていても「ジー」という異音はならなくなったのですが、ちょっと怖いですね。
私の個体だけなのかもしれませんが、充電していると「ジー」ではなく「キュイーンキュイーン」と繰り返し小さな異音がします。充電をやめると異音はしなくなるので気にしないことにしますが、購入を検討している人は買った直後に異音がするか確認するといいかもしれません。
MX ERGO特有の機能
傾斜角を0または20度に設定可能
MX ERGOといえば傾斜角が調整できる機能が最大の特徴ではないでしょうか。
実際使ってみると、おもしれぇ!! と感じますが、慣れてくるとどちらか一方しか使わないんじゃないかと思います。
私も0度と20度を試しましたが、20度にしたほうがしっくりくるので20度で使い続けています。
それと気を付けないといけないのが、傾斜角はあくまで0度または20度であって、その間で傾斜角を無段階調整ができるというわけではないので気を付けてください。私は思いっきり勘違いしていました。。。
このマウスを使えば腱鞘炎の対策になるかどうか、その人の手の大きさにもよると思いますが、私の場合は使っていて全く疲れません。
自然に手をマウスの上において脱力した状態でもスクロールやクリックができます。
精密モードボタン
精密モードボタンはMX ERGO独特の機能ですが、私の場合はあまり使うことがないです。主に、ブログを書いたりネットサーフィンをする程度なので。
使用するアプリによっては精密モードで使いたいという場合があると思います。
その場合、専用ツールからアプリケーション毎のボタンの設定ができるようになっているので普段は精密モードを割り当てないで、特定のアプリケーションを使うときだけ精密モードボタンを割り当てておく、という使い方ができます。

ロジクールすげぇな!
1回のフル充電で最大4か月電池が持つ
今のとこ、購入してまだ1週間程度なのでこれから電池の持ちを観察していきたいと思います。
ティルトとミドルクリックを搭載したスクロールホイール
ティルトというのはスクロールホイールを左右に横倒しにする入力操作が可能となっているホイールのことです。
ミドルクリックとはスクロールホイールを押し込む入力操作が可能となっているホイールのことです。
スクロールホイールだけでミドルクリックとティルト(左右)による3つのショートカットを割り当てることが可能です。
もちろんデフォルトの左右スクロールと自動スクロールでもいいかもしれませんが、ロジクールの専用ツールを使えばそれぞれのボタンにショートカットを割り当てることができます。
ただ前述したとおり、このボタンが硬いので結構押しにくいです。
Eeasy-Switch及びFlow対応

MX ERGOを最大2台のパソコンにペアリングして一つのマウスで2台のパソコンを操作することができます。
しかも、パソコン間でテキスト、画像およびファイルをコピー&ペーストが可能です。
MX ERGOの口コミ
口コミをいくつか見てみたいと思います。
Amazonの口コミって、一番トップに表示される★5の評価から。
Amazonのレビュー (★★★★★)

大玉タイプのトラックボールからMX ERGOに変えた方のコメントですが、この方は数分で使い慣れているとおっしゃっています。
私の場合はこれまで大玉タイプを使ったこともありますが、基本的にはずっと通常のマウスでした。
これまでほぼマウスしか使ったことのない人が親指タイプのトラックボールを使い始めて数分で使いこなせるようになるとは全然思えません。
しかし、確かに大玉タイプに比べて使いやすいという感覚はあります。
私の場合は使い始めて10時間以上経ちますが、使い慣れたという感覚まで達していません。
戻るボタンや、進むボタンなどを押すときに若干考えてしまったり、上下スクロールするときスクロールバーを持った後にうっかりマウスを操作しようとしてしまいます。
ここら辺は慣れですから、慣れたときにマウス操作と比較してどっちがいいかというのを後日追記したいと思います。
Amazonのレビュー (★★★☆☆)

手の小さい人にはきついかな、というコメントがありますが確かにおっしゃる通りだと思います。
そもそも、誰が使っても疲れにくい絶対的なマウスは存在しないと私は思います。なぜなら人によって手の大きさや姿勢、力の入れ方の癖など差があるからです。
手が疲れにくい自分に合ったマウスを探すには実際に自分の手で持った時に脱力した状態でも操作できることがマストであると思います。
高いマウスであれば必ず手が疲れないということはないと思います。自分の手に合ったマウスを探すという意味では実物を家電量販店などに行って直接触ってみるのが一番でしょう。
Amazonのレビュー (★☆☆☆☆)

やっぱりありました。私が購入したマウスでも同様の症状が出ます。
購入した直後は異音について確認することをお勧めします。
私はあんまり気になっていないのですが、気になる人は気になるんじゃないかと思います。
異音は結構小さい音なので、マウスに耳を当てないと聞こえない程度です。
なので、気づいた人だけが異音についてレビューしているのかなとも思っています。もしかしたら仕様なのかもしれないので問い合わせてみても直らないかもしれませんが、後日問い合わせてみようと思います。
感想まとめ
以上がMX ERGOを購入した直後のレビューでした。
やっぱり高級マウスのなので所有感が満たされてよいです。
スクロールホイールが思ったよりも硬くて使いずらいなという印象でした。
一番の不満点は異音がすることです。
購入した方は最初に確認することをお勧めします。
その他機能・性能については満足です。
ボタンの割り当てツールが充実していていますし、Flow機能を使ってみたいな~と考えています。
まだ使い始めなのでこれから親指タイプのトラックボールに手がなじむまで使ってみて、マウスよりも使いやすいのか後日追記したいと思います。
それでは!